東レ・アローズ、小玉佐知子選手勇退

 東レ・アローズが、セッター小玉佐知子選手の勇退を発表した。寿退社という話もあり、もしそれが事実ならおめでたいことである。ファンにとっては寂しい話であるが、彼女の新たな門出を祝福したい。
 女子バレーボールの名門、日立ベルフィーユ廃部に伴い、東レ・アローズに移籍したさっちん。冨田寧寧選手も日立ベルフィーユ→東レ組。ベルフィーユがいかに名門かは、JTのナオさん、マホ、ナツ、パイオニアのアチャさん、久光のマリちゃん等、現在も活躍する選手を並べてみればよく分かる。引退選手も含めると・・・
 ベルフィーユ廃部の時にももしかしたら、引退を決意していたかもしれないさっちん。10th Vリーグでは優勝を逃したけれども優勝していたら引退していたと語っていたさっちん。そして、今度は本当の引退。初優勝の大チャンスだった12th Vを4位で終わったことが悔やまれる。
 バレーボール選手は通常黒鷲後に勇退されることが多いんだけど、3/31付けで勇退ということは、相当決意は固かったのだろう。東レ・アローズの事情もあったのかもしれないけれど。さっちん、今まで本当にありがとう。もし機会があれば、次の世代にさっちんのバレーボール魂を伝えてあげてください。指導者とかそんな大げさなものでなくてもいいので。バレーの楽しさ、厳しさを子供たちに教えてあげてください。
 鈍いおいらはまださっちんの勇退が実感できないでいる。今後、Vの会場で小玉食堂の横断幕がないことに気づき、ようやく実感するのかもしれない。若いアローズにはそれくらい重要な、必要不可欠な選手だったさっちん。さっちんの第二の人生に幸多からんことを願って!(写真は最後の試合となった12th Vリーグセミファイナル、武富士バンブー戦での一コマ。)
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