【サマー西部予選】JTマーヴェラス vs トヨタ車体

高木理江選手

位田愛選手

西山慶樹選手

 松下電器体育館で行われた第27回サマーリーグ西部地区予選。最終日のBコート第2試合は我らがJTマーヴェラスとメンバーが大幅に若返ったトヨタ車体クインシーズとの一戦。

 ともに3勝1敗の両チーム。今日勝った方が9月に大阪で行われる決勝に進出する。絶対に負けられない大切な一戦であったが、経験の差でJTマーヴェラスが車体を降した。ゲームキャプテンのシン(坂下麻衣子選手)や新人WSの西山慶樹選手、慶樹の姉の西山由樹選手は、ユニバやジュニアで世界を相手に戦ってきた選手たち。ここ一番ではやはり勝負強さを発揮した。
 昨年、新人ながら大活躍&大ブレイクの位田愛選手もサーブにレシーブ、スパイクと大活躍。赤ユニが初お披露目となったリベロのココ(小酒翔子選手)も大きな声でチームを鼓舞し、若き
JTの勝利を後押しした。昨年はV・プレミア、黒鷲とも準優勝で久光に敗れた瞬間悔し涙に暮れたアイちゃんも、今日は勝利でうれし涙(でも、もしかしたら決勝2位通過だったので悔し涙だったのかも)。杉原部長が泣いているアイちゃんの頭をポンポンと叩いて、労をねぎらう。
 全試合リベロをつとめあげたココは安堵からか、しばらく涙が止まらない。初日は硬さも見られ、思うようにボールをあげることができなかったようだが、大きな声でチームを鼓舞し、結果決勝へと後押ししてくれた。初お披露目の赤ユニ姿はすごく似合っていて格好良かった。
 そして、全試合でゲームキャプテンを務めた1年生の坂下選手。お疲れさま。サマーではスーパーエースの活躍。セイ(セッターの河村聖子選手)もリツ(同じくセッターの遠藤りつこ選手)も、困ったらシンにトスを上げていたのでいかに頼られていたかがわかる。1年生とはいえ、シンは大卒で経験も豊富。次期V・プレミアリーグでも非常に楽しみな選手である。
 同じ1年生の慶樹(西山慶樹選手)は他チームからサーブで狙われ、序盤はリズムに乗れないこともあったが、最後はやはり格の違いを見せてくれた。姉の由樹ちゃん(西山由樹選手)は大怪我からの復活。不慣れなセンターも頑張ってこなしていたけど、やはりオープンに開いての強打は破壊力抜群。圧巻はシーガルズ戦でのジャンプサーブ。3連続エースは鳥肌が立った。

 若き
JTマーヴェラスは順風満帆。だが決勝に進出したとはいえ、2位通過であることを肝に銘じ、慢心せずさらなる底上げを図って欲しい。来月は国体予選であるが、サマーで敗れた三洋電機大阪に借りを返すチャンスでもある。慶樹と加藤千尋選手はU20でタイにいるので、この2人以外の若手で戦うことになるが、シーガルズ戦で見せた凄みのある崩し、そして多彩な攻撃ができれば十分勝機はある。三洋のサーブに崩されているようでは、V・プレミアのレギュラーを勝ち取ることはできないのだから。がんばれ、JTマーヴェラス!

 その他の写真は↓にて

http://homepage.mac.com/duke_togo/2006Summer/PhotoAlbum166.html


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