木村沙織

 先月末、ウイングアリーナ刈谷でV・プレミア観戦してきました。
 初日の土曜はご贔屓JTより、2試合目の東レアローズvsトヨタ車体戦での木村沙織選手の上手さばかりが印象に残りました。
 レフトのサオリン、完璧にストレートを打つ体勢。ブロックに飛ぶ車体のラン(船崎恵視選手)とフォルケ(世界バレーで有名になりましたが、ゴーグル姿がかっこいいフォルケ・アキンラデウォ選手)。木村選手、ストレート打ちの体勢のまま、肩の柔らかさを活かして、超絶クロス。


木村沙織

 見事にスパイクを決められて、笑うしかないラン子。相手にとっちゃ、たしかにアンビリーバボーな沙織のプレーでした。

船崎恵視


 化け物だね。たまたまトスが短かった、というのもあったけどね。化け物といえば、昨年の黒鷲決勝のあと、JTレイ(川原麻実選手)と、「木村沙織は化け物やな。」って話をしましたが、相変わらずすごいです。ま、東レというチームの中で、彼女の負担はすごく大きいので、彼女次第で負けることもあれば、決定率ボロボロってこともありますけど。

 実はこの試合も、木村沙織選手はそれほど調子がいい感じではなかった。サーブで崩され、かなりイライラしている様子に見えたし。結果だけ見れば、東レはストレートで車体に勝っているけど、もし第2セットを車体がものにしていれば、結果は違っていたかもしれない。もっとも第3セット最後、ミスで自滅した車体を見ると、第2セットを取っていたとしても、やはり自滅したかも、だけど。
 試合後、怒り心頭の葛和監督が、まだ観客の残るコートでレグ(都築有美子選手)に居残り練習させてたけれど、あれはなぁ。喝を入れたいのは分かるけど、満身創痍のレグのコンディションを少しでも考えれば、明日JT戦があることを考えれば、あれはないわな。言っちゃいかんことも言ってたし。
 おかげでJTは、翌日車体戦に勝つことができましたが。怒られ役というのは、辛いものです・・・ 愛知県バレ協の高橋先生が、大人の対応で観客の退場をアナウンス。役員さんもたいへんです。で、そのレグを手を合わせながら遠くから見つめる今西郁瑠キャプテンほか車体の選手数名。監督の喝は、チームにどう伝わったのか・・・


 話が飛んじゃったけど、それほど調子が良くなかった木村沙織選手が、なんとか持ちこたえられたのは、車体のミスのおかげ。ここぞというところでミスしてちゃ勝てません。喝を入れたくなった監督の気持ちは分かるけど、入れ方が問題。
 今のJT、この試合の車体を他山の石として欲しいのだけど、同じようにここぞというところでミスが出ちゃうよなぁ。困ったもんだ。


 その他の写真は、http://picasaweb.google.com/duke.vb/2011129Vs02です。







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