旭化成スパーキッズ廃部

 昨年末の茂原アルカスに続き、男子Vリーグの旭化成スパーキッズが廃部を発表した。旭化成の業績自体は悪くないので、経済的な事情での廃部ではなく、国内選手のみで社員の士気高揚のために戦うバレーに限界を感じた、ということらしい。歴史あるチームで現在日本代表候補の南選手のお父さんも旭化成でプレーされ、ミュンヘンでの金メダル獲得の原動力となった。また堺から旭化成へ移籍した甲斐選手も日本代表候補の一人である。
 チームが全体移籍できれば一番いいのであるが、アルカスでさえ叶わなかった夢。女子より人気の落ちる男子バレーだけに現実は厳しいと思う。もちろん会社の努力次第とは思うけれども。
 第55回黒鷲旗で旭化成スパーキッズと茂原アルカスは見納めである。両チームの選手には、1試合でも多くゲームをして欲しい。そして楽しんで欲しい。自分はバレーが好きだと実感して欲しい。そして黒鷲の後もバレーを続けて欲しい。最後まであきらめずに。
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