【第52回近畿総合】JT vs 武庫女

 サマーリーグ予選から時を経て、ようやく「第52回近畿6人制バレーボール総合男子・女子選手権大会」開幕。
 会場は佛教大学体育館。我らがJTマーヴェラスはシードされてますから、2回戦からの登場。初戦の相手は、JTキャプテン坂下シンの母校、武庫川女子大学。格の違いを、きっちり見せつけて欲しいものです。

 ただ、JTにもいろいろ難点はありまして、

(1)リベロ井上琴絵選手が不在(アジアカップ)
(2)キャッチの要、位田愛選手が不在(アジアカップ)
(3)MB石川友紀選手が不在(アジアカップ)

というわけで、いかにレシーブを安定させるか、というのが一番の肝。学生さんのサーブだから、大丈夫とは思うけどね。でも、東レ戦は・・・

 開会式も終わり、まったりと試合開始。JT選手は5試合目の登場なので、これまたまったり他チームの試合を観戦中。こののんびりした雰囲気は、近畿総合ならでは。しかし、お客さんが少ない・・・ 逆に変なファンがいないおかげで、選手はアリーナ観客席を自由に移動してましたけどね。

 では、試合の様子を簡単に。

【スタメン】
坂下麻衣子(シン)、西山由樹(ユキ)、高木理江(リエ)、加藤千尋(チヒロ)、河合由貴(カイ)、千葉智枝美(チエミ)、リベロは川原麻実(レイ)。

 リベロはチエミもしくは慶樹と思ってたら、レイでした。理由はあとで判明。本来ならレイは攻撃できるポジションで使いたいところ。でも、来シーズンのレイにキャッチ免除はありえないので、ここでしっかり経験をつむことはいいことかも。

【第1セット】
 JTマーヴェラス、体が暖まっていないのかぬるい展開。学生相手に強さを見せられず。坂下シンは後輩相手ということで格の違いを示すも、ほかのWS陣がぬるすぎ。相手に合わせる悪い癖は未だに抜けず。
 北海道合宿で体を苛め抜いてると思うので、コンディション的には絶不調なんだろうけどね。それでも、中盤まで竸った展開というのは情けない。
 サーブの威力は学生さんとは大違いなので、結果的に25-19突き放すことができたけれど、本来なら相手を10点台前半に抑えこまないとね。

【第2セット】
 第1セットのグダグダぶりで監督から喝を入れられたのか、第2セットは出足好調。前半から大量リードで終始JTペース。第1セットもこうあって欲しかったけどね。
 ただ、前半10点差くらいあったのに、終わってみれば7点差。ほんとうに強いチームはこうじゃないと思うよ。

 多分久しぶりのゲームで、勘の戻らないところも多かった模様。そのあたり差し引いて考えれば、まずまずのデキかな。
 リベロのレイは、おいらが武庫女監督ならレイ狙い撃ちの指示を出すけど、そうじゃなかったのでまずまず無難。ただ、リベロの動きではなかった(実際リベロじゃないけど)。

西山由樹


 収穫はユキのジャンサ。ボールが変わってから強打ではなく狙っていくジャンサに変えているけど、いい感じなんじゃないかな。ほとんどの選手がフローターサーブを打つ中で、目先を変える、スピードで戸惑わせることはいいこと。
 サーブに関してもう1つ。眞鍋ジャパンが選手全員にジャンピングフローターを課しているのに対し、JTマーヴェラスでは今までジャンプフローターを打っていたリエとチヒロがフローターに変えてます。シンも全日本の頃のように前に進みながら打つフローターではなく、元の静止状態からのフローターに変更。
 このあたり、石原監督には何か狙いがあるんでしょうね。おいらは我が道を行くユキのジャンサは大好きだけどね。この試合、ユキのジャンサは7割強決まっていたけど、車体のレグ(都築有美子選手)並の9/10〜10/10を目指してほしいぞ。

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